自分は子供の頃から植物を育てるのが好きで
大人になってからも庭でバジルや大葉やその他ハーブを育てていました。
しかし、害虫が付いたり病気になってしまったり親戚のおじさんが来て勝手に除草剤を撒かれる等トラブルに見舞われる事もしばしば。
特に大葉のような基本的に生で食べるものは、出来るだけ衛生的な場所で育てたいですよね。
というわけで今年の夏は外とは別に室内でも栽培してみようと思います。
場所は部屋にある普通のタンスの上です。
夏場はカーテンを締め切っているため日光はほとんど当たりません。
ダンボールで囲いを作りライトをつけてその中で育てようと思います。
Amazonで室内栽培用のライトを調べるといくつも候補がでくるのですが、今回購入したのはこれ。
暖色系植物育成ライトで、180個のLEDを搭載。
赤光が18個と青色が12個あるようです。
使用するスタンドは昔から家にある普通の電気スタンドです。
購入したライトの口金のサイズがE26なので、サイズが同じならば普通に使えちゃいます。
E26という口金のサイズさえ合えば一般的な電気スタンドでも使用出来ますが、
育成ライトは一般的な電球と違いそれなりの重さがあるので、安いスタンドだと首がもたげてしまいます。
育成ライト専用のソケットもありますのでそちらを購入してもいいですね。
スタンドに付いていた白熱電球。
今回はこの白熱電球と購入したライトを使って光の強さを比較していきたいと思います。
~実験1 白熱電球~
白熱電球、栽培用LEDライトのそれぞれで
①左側、②中央、③右側のところにSmart Luxmeterという照度計アプリを入れたスマホを置いて光の強さを測定していきます。
スマホのアプリなのでそれほど正確な測定は出来ませんので、参考程度でお願いします。
ダンボールのサイズ感わかりやすいように500mlのペットボトルを置いときました。
実験の前に。
ライトから0距離で測定した時の値は89277ルクス(最大値の所に注目)。
約9万ルクスです。
ライトから15cm離した所だと19898ルクス。
約2万ルクスです。
話を実験に戻します。
①42cm。
1967ルクス。
②50cm。
846ルクス。
③62cm。
303ルクス
ちょっとこの値では植物を育てる環境としては厳しそうですね。
次は育成ライトに交換して測定していきます。
~実験2 育成ライト~
育成ライト①42cm。
2301ルクス。
②50cm。
3025ルクス。
③62cm。
1164ルクス。
白熱電球とくらべてだいぶ値が向上しました。
~実験3 育成ライト(アルミ覆い)~
アルミのシートやアルミホイルでダンボール内を囲ってみました。
アルミホイルは乱反射の効果を期待してクシャクシャにして広げて貼りました。
この状態で育成ライトを付けて測定してみます。
どのような変化が見られるでしょうか?
①42cm。
4590ルクス。
②50cm。
4388ルクス。
③62cm。
2362ルクス。
アルミを貼り付けただけで格段に値が向上したのがわかりました。
~実験4 育成ライト(アルミ覆い扉締めver)~
今まではアルミを貼り付けたフロントの扉を開けた状態でそこから撮影していましたが、今度は扉を閉めて上の隙間から測定した値を見て見たいと思います。
①42cm。
5099ルクス。
②50cm。
4949ルクス。
③62cm。
2888ルクス。
まとめ
アルミホイルを貼り付けた扉を締めた場合は、扉を開けた状態での測定から平均して500ルクスほど値が向上しています。
扉を何度も開け締めして上の隙間からスマホ画面のデータの移動を見ていましたが、
3つのポイント全てで、締めたら500増えて開けたら500減るとういう具合にデータの変動が見られました。
やはりアルミで反射させるという改善方法は光量を増やすという上で間違いなく効果があります。
今回は薄いスマホを床に置いてでの測定でしたので、実際に植物を育てる際は容器や植物自体のカサによりさらに強い光量が望めると思います。
参考にしてみてください。
実験1 白熱電球
①1967lux
②846lux
③303lux
実験2 育成ライト
①2301lux
②3025lux
③1164lux
実験3 育成ライト(アルミ覆い)
①4590lux
②4388lux
③2362lux
実験4 育成ライト(アルミ覆い扉閉めver)
①5099lux
②4949lux
③2888lux