今年もはやくも6月に突入。
大嫌いな夏が始まろうとしていて個人的には憂鬱。
夏は暑いだけではなく虫が出るし物がすぐ腐るし嫌なことばかり。
いい事といえば魚がよく釣れることぐらいでしょうか・・・
そして夏といえば怖いものがありますね。
そう、ガス欠ですね。
まあガス欠は夏に限ることではないですが、GWや夏のレジャーシーズンには皆さんも何かと車で遠出する機会も多いのでは無いでしょうか?
個人的にドライバーにとっての恐怖は事故とガス欠とバッテリーあがりだと思っています。
そこで自分のジムニーにも携行缶にガソリンを入れて置いておきたいと思ったわけです。
しかし放火事件などの影響でガソリンの購入規制が以前より厳しくなり、また、車のどこに置けばいいの?という問題も出てきます。
今回はそれの辺ついて書いていきたいと思います。
まずは携行缶の購入。
Amazonで携行缶というワード検索してみてもヒット数が多くて
どれを買えばいいのか悩みましたがこちらを購入。
X-EUROPE ( クロスヨーロッパ ) ガソリン携行缶 小型ボトルタイプ [ 1000 cc ] 消防法適合品(UN規格取得品) BT-1000
決めてとなったのはホース。
多くの製品はホースを携行缶と分離させて閉まっておかなくてはいけません。
一方この製品はホースを携行缶に内蔵して収納出来ます。
給油の後もホースを乾かすなどの手間もいらず非常に便利。
収納する時はホースを下向き、ガソリンを注ぐ時はホースを上向きにしてキャップを締めます。
非常に考えられた製品で感心しますね。
収納時
使用時
続いてはホームセンターでホースの購入。
これを給油口にぶっ刺してガソリンを抜きます。
検索したところジムニーで同じことをしている先駆者がいたので、パクらせて参考にさせて頂きました。
6×8mmのホースを3m。
ホームセンターで1m 88円でした。
今回は満タン状態で抜くのでこれぐらいの長さがあれば十分かと。
こいつの先端をハサミで斜めにカットして先を尖らせておきます。
いざ挿管!
(ガソリンは引火点が低く揮発性も高いので灯油とは比べ物にならないくらい危険です。作業する際にはくれぐれも静電気などに気をつけてください)
30cmほど入れた所でググッという感覚が手に伝わる。
どうやらここがカーブになっているようです。
角度を変えて何度か抜き差ししてこのポイントは軽くクリア。
そして更に30cm、つまり先端から60cmほどのポイントで、先程とは違った
コツンという感覚が。
カーブというよりは何か障害物にぶつかっている感じ。
この障害物に阻まれてこれ以上進まない。
給油管の入り口付近には横転してもガソリンが流れなように逆止弁が付いているのですが、
どうやらそれにホースの先端がぶつかり侵入を拒んでいる様子。
この逆止弁が、ガソリンを抜く際の最大の難関となるようです。
2時間ほど格闘するも、何度やってもこの難関をクリア出来ず、この日は断念して作戦を変えることに。
寝ずに一晩考えた結果、逆止弁を通過出来ないのはホースが丸まっているのが原因との結論になりました。
恐らくイメージ的にはこんな感じ。
ホースは丸まった状態で売られているせいか、全体的にカールしています。
これを溶けないしない程度に軽くコンロの火で炙って巻癖を矯正してやる。
先端付近が真っ直ぐになっているのがわかりますよね?
翌日の作業開始。早速挿入。
なんと一発で逆止弁をクリア!!
昨日の格闘が嘘のようにどこまでもスルスルと入っていきます。
巻き癖を直す作戦が功を奏したようです。
後はホースの反対側を口で軽く吸ってやればサイフォンの原理で勝手にガソリンが流れてくれます。
口で吸うのが嫌な方はカメラ用のブロアーなどを使用して吸い出しても良いみたいです。
ホースは3mの購入でしたが、これだけ余った状態でもガソリンを取り出せました。
満タン状態でやった方がホースも短くて済みます。
8割程度入ればOK。
8割満たすのに用した時間は1分半ぐらい。
ホースの中のガソリンの分も意識して、溢れ出さないように早めに切り上げます。
さて、問題はこの携行缶をどこに置いておくかという事です。
万が一のことを考えると、車内に放置と言うのはちょっと怖いですね。
そこでちょうどいい場所を見つけました。それは後ほど。
準備のためにAmazonでナイロンロープを買います。
バックルは金属製で、ずっしりとして重量感があります。
ダイソーで買った2L用の水筒ポーチに切り込みをいれ、ベルトを通します。
それにガソリンを入れた携行缶をセットします。
結構ブカブカなので、タオルなどを巻いて調節することをおすすめします。
スペタイヤのカバーを開けて・・・
ベルトをスペタイヤのホーイルに巻き付け固定します!
これ、なかなかいいアイディアではないでしょうか?
日陰で通気性もあるのでさほど高温にもならず、万が一溢れてしまっても車内ほどの危険性もありません。
また、ベルトが外れてしまってもタイヤカバーの中に落ちるだけなので、路上に落下する事もありません。
余ったホースは乾かして適当な場所に収納しておきます。
これが出来るのはジムニーのようにスペタイヤをリアに付けてる車の特権ですね。
一応ですが、ベルトは振動でズレないように、でも簡単に外せるように縛って下さい。
いざという時に缶を取り出せなかったら元も子もありません。
今回は1リットル缶でしたが、これだけあれば街中ならどこかしらガソリンスタンドにはたどり着けるはずです。
そうでなくとも、交通量の多い道で立ち往生して迷惑をかけるということは回避できます。
ぜひ皆さんも真似してみてください。