図解!ジムニー(JB23)にミラー型ドラレコを取り付ける(後編)

 

 

 

 

 

 

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前回に続いての後編となります。

前回の記事では、ドラレコを購入しフロント側の取り付けを行い、リア側の取り付けの準備の説明までを行いました。

この記事ではリア側の取り付け方の説明を行いたいと思います。

 

 

まずはリアカメラの設置方法を説明します。

ナンバープレートの所に取り付ける方法もありますが、

この記事では、後部ドアの車内上部に取り付ける方法を説明します。

 

 

リアカメラのネジと台座を外します。

ボルトを外し分解したステーの穴にカメラの配線をくぐらせます。

向きにご注意下さい。

ステーについては前回の記事でも貼りましたが、ここでもう一度紹介しておきます。

 

 

 

 

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リアカメラのネジはこのように大変細かく、屋外の作業で落とした場合は探すのが困難ですので、屋内で行う事をオススメします。

 

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図のようにカメラの台座を戻します。

こちらも向きにご注意下さい。

最初から両面テープが付いていますが、これは使いません。

 

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矢印の所(台座)に両面テープを貼り付け、ステーとくっつけて固定します。

 

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分解したうちのもう片方のステーを両面テープで後部ドア上部に貼り付け、

それをカメラ側のステーとボルトで合わせます。

完成すると最終的にこのようになります。

 

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続いてバックカメラの配線の這わせ方について説明します。

これがバックカメラ配線です。

黒い本線と赤い線があるのが分かります。

録画する際には、先端にバックカメラ側のケーブルを接続します。

カメラを取り外したこの状態で、ここを先端として配線を這わせていきます。

 

 

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以下が配線図です。

見やすいように黒い本線をペイントの水色で表しています。

本線をフロントガラスの上部に通し、Aピラーを外してその上部を通し(外し方は前編に記載しています)

助手席窓の上部を通し、そこからBピラーの中を通して下へと向かいます。

BピラーもAピラーと同様に手前に引いて外します。

 

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配線はこのように黒いカバーの中に隠します。

自分の場合はチューターも取り付けていますので、ドラレコの配線と同じ箇所に通しているオーディケーブルが若干はみ出て見えていますが、

本線だけであれば完全に隠すことが出来ると思います。

 

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Bピラーを通した線を下の黒いカバーの中へと通し、そのまま右に向かわせます。

その際にこの黒いカバーを取り外す必要があるのですが、これが今回で一番面倒な作業となります。

カバーは線が通るだけの隙間を少し浮かせるだけでいいので完全に取り外す必要はないのですが、この黒カバーは後部座席と隙間なく密着しています。

そのため、少しの隙間を浮かせるためだけでも、後部座席を取り外なければならないのです。

 

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取り外しにはこのようなレンチセットがあれば便利です。

 

 

 

 

側面の黒いカバーの中を通したら、車体と後部ドアを繋ぐホースの中をくぐらせ、

後部ドアの黒いカバーを外し、その中を通して下さい。

前回の記事でも書きましたが、このホースの中に配線を通すためには、配線ガイドとシリコンスプレーが必須です。

この2つがなけれまず通りません。

配線の先端をカメラの固定位置まで引っ張り、十分な長さを確保します。

ペイントの黄色い線が、赤ケーブルとなります。

 

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そしてホースに小さい穴を開けそこから赤リードを通します。

裁縫で使う糸通しを使い、ホース内の赤線を外へと引っ張りだします。

(余り物の黒い線で延長したため、写真の線は赤色ではなく黒いです。)

小さい穴ですしホースも伸縮性がありますので浸水などは大丈夫だと思いますが、気になる方はセメダインなどで周りを塞いだら良いと思います。

 

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赤リードの処置は後ほどとして、カメラの配線の説明を続けます。

這わせてきた配線と、カメラ側の配線を接続します。

配線とカメラの線の接続部分は隠せませんが、これは仕方ないです。

線が余ったりした場合は、後部ドアの黒カバーの中で束ねて下さい。

 

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赤リードの処理に戻ります。

以下の図がジムニーのバックライトになります。

ホースから出した赤コードを、バックライトの裏へと通します。

 

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整備士の要領で下に潜り込むと、バックライト配線が見えてきます。

2枚目の図の黄色いペイントがカメラ側の赤コードです。

それを、配線コネクターにより車体側の赤いバックライト配線に割り込ませます。

前回の記事でも書きましたが、必ず+線に割り込ませる必要があります。

この車では赤い線でしたが、他の車の場合は配線の色が違う場合があります。

テスターなどで正しい線を見極め接続してください。

 

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赤リードの接続に成功すると、Rに入れた時にリア側の足元の映像へと自動に切り替わります。以下の図をご参照下さい。

バックカメラの上下の反転や左右鏡像は、メニュー画面から変更する事が出来ます。

 

2枚目の画像の通りバックの映像のときはガイドが出るのですが、今回の取り付け位置ですとこのガイドがうまく機能しない可能性があります。

ガイドを正しく使いたい方は、ナンバープレートの辺りに取り付ける事をおすすめします。

 

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PやDの時のリアの映像



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Rに入れた時の映像

 

 

夜のカメラ映像です。

 

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フロント

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リア

 

 

画面上で指を横にスライドすると、以下のようにフロントとリアの2画面表示になります。

画面右下の緑色のアンテナのアイコンはGPSのものです。

GPSの受信に成功すると、図の通り緑色のアイコンが表れます。

電波時計のように時計も自動で合うので、自分で設定する必要もありません。

 

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メニュー画面です。

ドラレコに関する様々な設定をこの画面から行うことが出来ます。

日本語表記なのでとても分かり易いです。

メニューにはスクリーンセーバーという項目があるのですが、デフォルトでは1分に設定されていました。

これがONになっていると自動で画面が落ちてしまうので、オフに設定することをオススメします。

 

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撮影した動画は、そのままドラレコ上で見ることが出来ます。.

 

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その他の機能として、音声認識機能もあります。

音声により、画面のON・OFF、フロント・リアの画面の切り替え、録音の停止・開始の切り替えなどが行えます。

アナウンサーが視聴者に呼びかけるようにゆっくりはっきり丁寧に話せば、9割ぐらいは1発で認識してくれます。

 

このドラレコの一番の特徴は、カメラが分離型だという事です。

一般的なミラー型ドラレコは本体とカメラが一体になっているので、見やすいように角度を調節すると、映り方にまで影響を与えてしまいます。

それに比べこの機種は本体とミラーが分離していますので、それによりドラレコ本体の向きを変えても映像自体の角度が変わる事がなくなりました。

カメラも好きな位置に貼り付ける事も出来ます。

大手メーカーの同型のドラレコが3万円以上することを考えると、その半分の値段で買えるわけですので大変コスパが良いと言えると思います。

ただ、こういうあまり有名でないメーカーで一番心配されるのは保証の問題だと思います。

その点についてですが、前編の冒頭でも書きましたがこのドラレコ自体、前使用していた機種が故障したことをカスタマーに伝えた際に保証として無償で頂いたものなので、保証についてはしっかりしていると思います。

3年保証なので、万が一の故障の際にも安心できます。

いいと思った方はぜひ下のリンクからご購入ください。